2016年7月14日木曜日

Twilioハンズオン Vol.2に参加してきました。

今回のハンズオンは、Twilioでコールフローを作成してみようが大きな目的です。

セミナーの内容は、以下のリンクを見てもらえればと思います。
Twilioハンズオン Vol.2

細かいセミナーの内容は、上記のリンクを確認してもらうとして、ここでは、私の感想をいくつか。

[ コールフローの作成について ]
ニーズ別にFreePBX(Asterisk)と比較して考えると

1. 環境構築後、すぐに外線通話したい
甲乙つけがたいです。それぞれに良さがあると思ってます。

外線着信番号のアカウントがあるならば、
FreePBXの方がいいと思います。
なぜなら、管理画面から定型の必要項目を入力するだけでコールフロー(ダイヤルプラン)は自動生成されるので。
Twilioの場合、都度、着信動作用のコールフローを意識して、XMLを記述するのは少し面倒。
どうしてもプログラムを書くイメージを拭えない。ただし、定型化できると話は違うかもという感じです。

外線着信番号のアカウントがないならば、
断然、Twilioです。
管理画面で購入してすぐに使える威力はすごいと思います。

実際の画面イメージ



2. 外部アプリケーションからコールフローを呼び出したい
実際のどんなとき使うの?といわれると勉強不足で、的確なユースケースを出すのが難しいですが、
少なくともWebアプリケーションに限定すれば、Twilioに分があると思います。
TwiML BINを作成するとすぐにURLが発行されて、それをPHPなどから呼び出せば、OKという感じです。ここに関しては、ドキュメントも充実しているように思えます。
ただ、FreePBXについては、ARI(Asterisk REST Interface)や、sipML5などのJavaScriptライブラリを使うと、機能の柔軟性では勝りそうです。
もっと突っ込んで、ARIを使ってみたくなりました。

今回のハンズオンに参加しての比較は、こんなところでしょうか。

もうひとつ、
[ コールデザインについて ]
今回のハンズオンに参加してよかったと思ったのは、コールデザインで出てきた例を聞けたことです。
今まで、IP-PBXを自社で扱ってきて感じていた閉塞感は、この話を聞いて、もっとIP-PBXを黒子にすることで解消しそうな感じがしました。
ユーザーには、IP-PBXとして、使ってもらうよりも、ユーザーの業務や既存システムをより便利にするという本当の意味でのCTI(Computer Telephony Integration)という使い方を提案すべきなんだろうなと。

ハンズオンで出てきた同報一斉発報などは、いい例だと思います。
提供しているシステムやサービスにトラブルが発生したとき、保守関係者の電話に一斉にトラブル発生を伝える自動音声を発信するとか、
顧客からのトラブル電話について、保守関係者に繋がるまで、順番に優先度の高い人から掛けていき誰かに繋がるまで、掛け続けるのような使い方です。
※保守関係者は、嫌がりそうですが、そこは、休日は発信リストから除外で対応しましょう!

電話サービスといっても、様々な打ち出し方があることを強く感じたハンズオンでした。

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